Googleサーチコンソールとは
Googleサーチコンソールとは、Googleが提供しているWebサイト解析用のツールです。
- どんな検索キーワードで読者が来てくれたか。
- Googleのロボット(クローラー)がちゃんとサイトを巡回してくれたか
- ちゃんとインデックス(Googleの検索結果に、自分のサイトが登録されること)されているか
- Webサイトにセキュリティ上の問題はないか(ハッキングなどされていないか)
などの、ブログのアクセスを増やすために必要なデータを知ることが出来ます。
非常に高機能ながら無料で使用できますので、ブロガー/アフィリエイターにとって必須の解析ツールと言えるでしょう。
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Googleサーチコンソールを見るのはブログ運営3ヶ月ごろから
Googleサーチコンソールは、ブログ運営をする上で、とても大切なツールであることは間違いありませんし、登録必須です。
ただし、実際のGoogle検索に基づいたデータを表示するツールになりますので、ブログ開設して2〜3ヶ月ぐらいまでですと、データが少なく、あまり有効な解析をすることが出来ません。
ブログの読者さんも少ないですし、まだまだ検索上位表示が出来ていない状態だからです。
つまり、最初の3ヶ月ぐらいはあまり見なくても良いツールということですね。
なので、3ヶ月以上ブログ運営を継続している場合を対象にして、解説していきたいと思います。
Googleサーチコンソールの使い方
どんなキーワードで検索されているか
では早速、Googleサーチコンソールを使って、データを解析してみましょう。
まずは、「読者が自分のブログにどんな検索キーワードで訪れてくれたのか?」を確認してみたいと思います。
ログイン後、左メニューの検索パフォーマンス>検索結果を選択して下さい。
ここでは、検索結果において、どんな検索キーワードでどれぐらいのクリック数があったのか?を知ることが出来ます。
Googleサーチコンソールのメイン機能ですね。
おお。キーワードの一覧が表示されたぞ。
自分の狙っていなかったキーワードもあって、面白いな。
トノ君のブログに対する需要が分かるから、とても有益なデータなんだ。
キーワードごとの数値
キーワードの一覧から、個別の検索キーワードをクリックすると、キーワードごとの数値も見ることが出来ます。
読者が実際に検索した時に入力したキーワード、クリック数、表示回数、クリック率、掲載順位などが分かります。
クリック数・・・読者が検索して、検索結果に表示されたブログ記事をクリックした回数です。平たく言えば、アクセス数ということですね。
合計表示回数・・・読者が検索して、検索結果に表示された回数です。表示されたけど、クリックされなかった数値も含まれています。
平均CTR・・・合計クリック数を合計表示回数で割った数値です。クリック率のことですね。
平均掲載順位・・・その記事が検索結果の何位に表示されているのか?を表します。
狙ったキーワードでどれぐらいの集客が出来ているのか?を数値でしっかりと判断することが出来ます。
6524回も表示されているのに、1805回しかクリックされてないのか。
記事のタイトルが悪いのかな….
まずまず悪くない数値だと思うよ!
データを解析することで、記事をどのようにテコ入れしていけば良いのかが見えてくるよね。
検索キーワードとそのクリック率、検索順位はGoogleアナリティクスでは分からなかったデータです。
狙ったキーワードで表示されているか
では次に、記事が狙ったキーワードで表示されているかどうかを確認してみましょう。
検索パフォーマンス>検索結果のページで、キーワードの一覧表の上にある、「ページ」をクリックしてください。
そうすると、ページの一覧が表示されます。一覧から、調べたいページをクリックしてください。
個別ページのデータが表示されますので、「クエリ」をクリックしてください。
すると、下にキーワード一覧が表示されます。
そのページに訪れた読者が、実際に検索したキーワードの一覧になります。狙っているキーワードが含まれているか確認しましょう。
掲載順位とクリック率(CTR)
次に見るべきは、平均CTR(クリック率)と、平均掲載順位の関係です。
上のデータはとあるキーワードのデータです。検索結果で1位に表示されて、クリック率は92.8%という事です。
これは全く問題がない値で、改善しなくて良い記事です。
一方で、このように掲載順位に対して、クリック率が低い記事は、リライトの余地があるということです。
Googleでの順位 | CTR |
---|---|
1位 | 31.24% |
2位 | 14.04% |
3位 | 9.85% |
4位 | 6.97% |
5位 | 5.50% |
6位~10位 | 3.73% |
これは、Google検索結果の、クリック率の平均値です。
つまりこれを下回るクリック率であれば、記事タイトルやディスクリプション(検索結果のタイトルの下に表示されている、本文の抜粋部分のこと)を改良して、クリック率をあげる対策が必要ということです。
タイトルやディスクリプションをみて、読者は「この記事には欲しい情報がない(だろう)」と思っているということですね。
確かに、1位だからといって必ずクリックするわけじゃないよな。
せっかく上位表示されているのに、クリック率が低いというのは非常に勿体無いことをしているよね。
だから、特に表示回数が多い(検索ボリューム)が多い場合は、改善するべきだよ。
掲載順位と表示回数
続いては、掲載順位と表示回数の関係について見ていきましょう。
例えばこのデータ。平均検索順位は1位なのですが、合計表示回数が53回と、かなり少なくなっています。
これはつまり、あまり検索需要のないキーワードで表示されている記事、ということになりますね。
しかしせっかく検索1位をとっているので、なんとか活かしたいところです。
改善策としては、より検索ボリュームの多い類似キーワードを記事タイトルに入れてみる、とかそういったやり方が考えられます。
記事内容も、差し替えたキーワードにあわせてリライトします。
Googleキーワードプランナーとは Googleキーワードプランナーは、Googleが提供している、「Google広告(旧Googleアドワーズ)」と呼ばれるツールの一部として提供されています。 本来、[…]
検索ボリュームは、Googleキーワードプランナーで調べることが出来ます。
一方で、このように掲載順位は低いのに、表示回数がやたらと多いキーワードもあります。
検索したユーザーが、2ページ目、3ページ目までじっくり検索結果を見ているキーワードということですね。
これはかなり「宝の山」のようなキーワードである、と言えるでしょう。
検索需要が非常に多い上に、みんなじっくりと検索結果を見ているので、このキーワードで上位票時出来ればかなりの検索流入を見込むことが出来ます。
対策としては、
- 狙ったキーワードで上位表示されるように、記事をリライトする
- 自分がそのキーワードで検索した時に、欲しい情報になっているか見直す
- 上位表示されている記事にしかない内容を自分の記事に追記する
- 上位表示されている記事にない自分だけの情報を追記する
そんなとこでしょうか。このキーワードは検索上位を狙うべきキーワードである、と言えますね。
例えば、高い買い物をするときにレビューが見たい場合、2ページ目3ページ目とかまでチェックするぞ。
確かにそうだね。
検索ユーザーが、検索結果を舐めるようにみるキーワードってことだから、上位表示させたいところだよ。
まとめ
- Googleサーチコンソールは、ブロガー/アフィリエイターにとって必須ツールである
- どんなキーワードで読者が訪れたのかを調べることが出来る
- 最初の3ヶ月は見なくてOK
- 狙ったキーワードで記事が表示されているかチェックしよう
- 掲載順位とクリック率(CTR)、掲載順位と表示回数の関係などをチェックしてリライトの役に立てよう
以上、Googleサーチコンソールについてでした。
takotonoを最後までお読みいただきありがとうございました。